メイクをしてコンプレックスをカバーするという人も多いのですが、肌の悩みに関する場合、本当の解決策はメイク以前にあることも多いもの。悩みを解決するためには、お肌の状態をじっくりと観察してみましょう。それでも緊急的にカバーしたいときのカバー術をご紹介します。
開いた毛穴の陥没が気になるとき
かなり近づかないと見えないくらいの陥没毛穴。でもメイクするたび、鏡を見るたびにどうしても気になってしまうものです。どうしても気になるなら、専用の毛穴カバー下地を使ってみてはいかがでしょう。さまざまなブランドやアイテムがありますが、毛穴のへこみをカバーするシリコンタイプ、毛穴に入る光をコントロールするものに効果があります。
注意したいのが隠したい気持ちが強すぎて重ね塗りしすぎると、メイクくずれしやすくなります。あくまでも薄くなじませるのがポイントです。
① 気になる毛穴があるところを中心に、専用のカバー下地を薄くのばします。この時あまり量をつけすぎるとかえって目立ちますから、米粒大位を少しずつなじませていきます。
② 毛穴を目立たなくするには、肌との一体感こそが肝心。肌と下地との境目が目立たないように指でフラットになるまでなじませましょう。
ニキビを隠したいとき
頬や鼻の頭にポツンとできたしまったニキビ。とても気になりますね。皮膚に盛り上がりのあるニキビの場合、そのでっぱりをならすのがポイントになります。
ニキビの周りだけをコンシーラーブラシでなだらかに整えます。指では上手にならせない境目でも、コンシーラーブラシなら滑らかに広げることができます。時々ニキビ隠しをしなければならない肌の状態のようなら、ニキビ跡にならないようにビタミンC誘導体成分が入ったコンシーラーを選んでみてください。
やり方は簡単。ニキビより2まわりくらい大きめにコンシーラーをなじませ、肌との境目をできるだけなだらかにならすだけです。そのあと表面に軽くパウダリーで押さえておきます。
注意したいのは、できるだけ自然に見えるように盛り上がりを最小限に抑えておくことです。
ほうれい線を消したいとき
小鼻から口元にかけて伸びるほうれい線は、頬のハリが重力に逆らえなくて落ち込んでしまう、いわゆる老化現象。このほうれい線が強く出ているだけで見た目の老け込み具合が強調されてしまいます。ラインの溝を明るくぼかしてカバーするのが基本です。その方法は
① 筆ペンコンシーラーでほうれい線を太めになぞります。同時にくすみやすい小鼻の周りもカバーしておきましょう。
② 頬を膨らませてほうれい線の具合をチェック。のびた部分がなじんでいるかどうかがポイントです。
③ 頬を膨らませたまま、肌との境目だけを細長く指でタッピングしながらぼかしていきます。