眉は顔の中で唯一、自分の好みや流行によって自由に形を変えられるパーツです。そして、顔の正面からサイドまで伸びているため、顔の奥行きを決める大切なパーツでもあります。眉の雰囲気によって顔のイメージが変わるため、眉に変化をつけたくなりますが、あまりにもいじりすぎると困ったことに。たとえば、今までは細い眉毛が流行だったのに、最近は太い眉毛が主流に。そんな時、流行に乗って太くしようとしてもさんざん抜いてきた眉毛は、もう太眉になりようがなく、植毛してもらう人も出るほどです。
眉毛のデザインは時代によってめまぐるしく変わります。しかしその基本さえ覚えておけば、うろたえることはありません。
眉の黄金比率を知る
眉毛の形は人それぞれ微妙に違っています。しかし美しい眉毛に共通しているのは自分の骨格にあっているということ。骨格に沿って描かれた眉は、他のパーツとのバランスも自然とマッチします。このルールにのっとっていけば、流行の眉毛にしても不自然に見えることはありません。
眉の骨格によるバランスとは
① 眉頭の間隔:小鼻の幅と同じくらいに整えます。狭いと寄り目に、広いと目が離れて見えます。
② 眉山の幅:眉山は細すぎないように。細すぎるとキツイ印象になります。約1㎝位が理想です。
③ 眉山の位置:骨格に沿って山を見つけます。黒目の外側から目じりの間にポイントを置きましょう。
④ 眉尻の高さ:眉がしらよりも下にしてはいけません、眉のアーチが下がってタレ目に見えてしまいます。
⑤ 眉尻の長さ:小鼻のワキと目じりをつないだ延長線上よりも内側にあることが大切。あまり長くしないように注意しましょう。
眉いじりでやってはいけないこと
眉はいじりだすと止まらないもの。でも「これだけはやってはいけない」こともあります。まず「抜きすぎ」はよくありません。毛を抜くと地眉のフォルムがくずれてしまいます。できるだけ毛は抜かないようにしましょう。特に眉上の毛は抜かない、剃らないがルール。後で生えなくなって後悔します。
「明るすぎる」のもやってはいけません。よく見るのが髪色と眉色が合っていないケース。髪色よりも少し明るい程度ならまだいいのですが、あまりにも明るすぎると顔全体がぼやけた感じになります。
「短すぎ」も注意しましょう。眉毛を短く刈り込んでしまうと眉の立体感を失うことになります。また毛が短いと隙間が目立ってしまい、それを隠そうと色を乗せると、かえって海苔でも付けたようなペタッと感になってしまいます。
地眉によって選びたいアイブロウアイテム
アイブロウアイテムには「ペンシル」「パウダー」「マスカラ」「リキッド」などがあります。色調子にはマスカラを、眉尻を描くならリキッドが使いやすいでしょう。さらに地眉によっても使い分けが必要です。
地眉が濃い人は、描き足すところがそれほどないので、ちょっとした隙間や目じりが描けるペンシルタイプがおススメです。
地眉が薄い人は、広い範囲でボリュームアップできるパウダータイプがおススメです。
地眉がない人には、アウトライン用にペンシル、そして欠けた部分を埋めるためにパウダーの両方が必要になります。
いかがでしたか?眉ひとつで印象は変わります。ぜひ自分にぴったりのアイブロウを見つけてみてください。