女性として本当に魅力的な唇は、ふっくらとしてボリュームのある唇です。だからといって、あまりにも唇を強調するあまり、口紅の色だけが顔から浮かび上がっていたり、グロスや口紅がリップラインからはみ出ていたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。これではせっかくのふっくら感も印象が悪くなってしまいます。
口元は特に品格のあらわれるパーツです。美形リップメイクには黄金比があります。その黄金比を学ぶことで魅力的で、かつ品格のある唇を作ることができます。
何色が自分に似合うのかわからない人に
自分の唇に似合う口紅の色がわからない。口紅の色選びは楽しいけれど、自分に本当に合う色がわからない。さて、自分に似合う口紅の色をズバリ言える女性が何人いるのでしょうか。
そんな女性にはまずはニュートラルメイクとして定番カラーであるピンクベージュを試してみましょう。
色をみてみると「これじゃあ、ちょっと地味すぎない」と思うかもしれませんが、実はもっと華やかな唇を演出できる便利な色味です。
ピンクベージュという色味は、人の唇の色に最も近い色です。そのため、自分の唇の色素を付け足すようなイメージで自然にボリュームアップすることができます。
唇の形を理想に近づける
唇の形の悩みは人それぞれです。薄すぎる、分厚すぎる。小さい、大きい、口角が下がっているなど唇は人によってはとても魅力的でも、逆にコンプレックスになってしまうこともあります。
しかし、そのようなコンプレックスも解消できる唇の理想のフォルムがあります。それが上唇1に対して、下唇1.5の厚みバランスに仕上げることです。人それぞれ唇の厚みは違います。しかしこのバランスになるべく近づけるように唇の形をつくっていけるように、まずは自分自身の上唇と下唇のバランスを鏡でチェクしてみましょう。
輪郭メイクをマスターしよう
さて黄金バランスがわかっても、実際にメイクするとなるとどのようなテクニックがあるのでしょうか。これだけは押さえておきたい3つのポイントがあります。これを意識するだけでも仕上がりが違ってきます。
●山はふっくら仕上げよう
唇のエレガントさを強調するメイクに欠かせないのが柔らかそうな唇の山です。唇の山のラインを少し丸めに描くことでふっくらとした女性的な印象を強調することができます。
●唇の底にボリュームをもたせて
唇のアウトラインは赤い色素の境目と考えている人が多いのですが、実はもう一回り外側に色素の薄いアウトラインがあります。本当のフチはもっと外側、約2㎜になります。
●口角は引き締めて
口角が上がっているだけでも若々しく、華やかに見えます。一度「エー」という口角があがるのを実感してから唇の輪郭を意識するようにしましょう。