お家で作れるコスメ「黒糖パック」

黒糖はサトウキビのしぼり汁を煮詰めて作られます。食材としてもミネラルがたっぷり含まれており健康にもいいといわれています。食べるだけでなく黒糖は昔から肌のトラブルを解消するため使われてきました。

とくにお肌にとって素晴らしいのは、黒糖が持つズバ抜けた保水力と制菌力です。手軽にできる黒糖パックの作り方をご紹介します。

黒糖は昔ながらの美肌コスメ
美しい肌を保つためには皮膚の水分量が重要になってきます。肌のトラブルのほとんどは水分量が足りないことから生じるといってもいいでしょう。水分不足によるトラブルを解消するために日本では昔から黒糖が使われてきました。
理由は2つあります。そのひとつめは、ズバ抜けた保水力にあります。黒糖を肌に塗ると、その保水力が発揮されます。皮脂の代わりに膜を作ってくれるので、しっとりとしたツヤのある状態を保ってくれます。

ふたつめは、制菌力です。この制菌力は菌やカビの繁殖を抑える力のことです。黒糖は菌やカビの繁殖を阻止します。そのため荒れた肌に菌が付いてかぶれたり、ニキビなどが化膿したりするのを防いでくれます。

また、黒糖にはその黒い色の部分から発見された「黒糖オリゴ糖」という成分が含まれており、この黒糖オリゴ糖がさらに薬効を高めてくれます。肌に直接つけることで荒れた肌を修復し、肌のシミやかゆみなども改善されます。

こうした黒糖の素晴らしい効能を利用して黒糖を使った化粧品や石鹸、パックなども多く販売されていますが、そのほとんどが高価な商品になっています。
お金をかけずにお家で作れる黒糖パックなら、お財布を気にしなくて気軽にどんどん使えます。このパックには黒糖と同じように皮膚の膜となってくれるハチミツやオリーブオイルを混ぜて使います。ハチミツは鎮痛作用があり、黒糖と混ぜることで相乗効果も生まれます。

黒糖パックの作り方
<用意するもの> 顔1回分の量
黒砂糖20g、お湯10ml、ハチミツ小さじ1杯、コーンスターチ大さじ1杯、小麦粉大さじ1杯、オリーブオイル小さじ1/2杯
① ボウルに黒砂糖を入れます。お湯を入れ黒砂糖をよく溶かします。溶けにくいようなら電子レンジで温めるか、湯煎などをしてなるべく粒がないように滑らかに溶かしましょう。
② ハチミツをボウルの中に入れます。ハチミツが固くなっているようなら湯煎しながらよく混ぜましょう。
③ 人は肌まで冷ましたら、コーンスターチと小麦粉をだまにならないように少しずつ入れてかき混ぜましょう。
④ 最後にオリーブオイルを入れてよくかき混ぜれば完成です。

黒糖パックの使い方
黒糖パックは洗顔をして、肌の汚れやメイクなどを落としてから使います。顔全体に黒糖パックを塗っていき、乾くまで2~3分ほどおきます。その後ぬるま湯で流して完了ですから、とても簡単です。

ただし、この黒糖パックは作り置きはできません。必ず毎回使うたびに作るようにしましょう。

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