「ツルツルスベスベ!日本古来からの知恵 米ぬかでキレイになる」

最近見直されているオーガニック化粧品。その最たる自然美容法が平安時代から女性たちに愛されてきた「米ぬか美容」です。日本人女性が世界的に見てもとても肌が美しいと賞賛されているのは、主食であるお米が原因の1つと言われています。

米の中には多くの栄養分がありその多くは皮の部分にあります、その皮の部分が米ぬかです。米ぬかには「米ぬかセラミド」という細胞間脂質があります。驚くことに人間のお肌の中のセラミドとほぼ同じ成分でできています。

人間の皮膚のセラミドは肌の水分を保ち外部の刺激から肌を守る働きをしますが、20歳前後をピークに減少していきます。米ぬかセラミドを肌に浸透させれば失われていく体内のセラミドを補うことができ、プルプルツヤツヤの瑞々しいお肌を手に入れられます。

米ぬかセラミドの他にも大変多くの美容成分が含まれています。ポリフェノールという老化防止のビタミンと言われるビタミンEはお肌に天然のベールを作り、ハリとツヤを保ちます。お肌を整えるビタミンBを含むのがイノシトールです。オリザブランはお肌の潤いを保ち美肌を作ります。そして紫外線でダメージを受けるのを予防する効果のあるガンマーオリザノールがあります。これは紫外線でできるシミ、そばかす、シワなどの光老化を防ぎます。

オススメの美容法は、手軽に始められる米ぬかが主成分の化粧品ですが、実際に米ぬかを使ってスキンケアをすると、かなり効果があります。まずは週に3回ほどからスタートさせましょう。米ぬかは傷みやすいので常に新鮮なものを使用してください。入手するのはお米屋さんやコイン精米所などです。ネットで安価に安全な販売しているところもあります。

スクラブ効果もある方法は、直に米ぬかを小さいスプーン1杯ほど手のひらにとって、水で少し湿らせて顔に塗っていきます。余分な皮脂汚れが落ちてさっぱりします。直に肌につけるので敏感な肌の人は避けましょう。

次が1番おすすめなサラシ木綿に米ぬかを入れて口を縛ったものを使う洗顔です。まずお湯につけ、それで顔全体を洗顔します。優しく肌に置くようにしてつけていくだけでしっとり白くてモチモチの素肌になっていきます。

片付けの手間は要りますが、これが最も効果が高いです。もちろん顔だけでなく全身に使えます。DNA上、日本人は米にアレルギー反応起こす人は稀ですが、使用する際は必ずパッチテストをして下さい。

米ぬかと小麦粉と水で米ぬかパックを手作りして、ケアすることも出来ます。保湿効果や美白効果があります。また米ぬかに日本酒少々とお水、グリセリン少々で化粧水も作ることができます。肌の黒ずみの解消や保湿にもなります。

まだまだ全成分を解明し尽くされていない米ぬか。この優秀な美容法が、日本古来から受け継がれていたことに今更ながら驚かされます。先人たちの知恵を大切にし、私たち日本人の肌に合う米ぬか美容で透き通るようなしっとりとした素肌を手に入れましょう。

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