どんなクリームを塗っても乾燥が治まらないのはなぜ?
乾燥すると、何とかしたいと思い「与えるケア」をしがちです。
しかし、潤いを取りすぎる洗顔方法や洗顔料では、次にどのような潤いを与えても乾燥が治まらないという場合が多くあります。
さらに気をつけたいのがクレンジングです。
特にマスカラも一発で落とせるのでオイルクレンジングが人気です。
しかし、それだけ界面活性剤が多く、肌を乾燥させてしまうことも覚悟しておかなくてはなりません。
お肌の曲がり角でもある30代には、オイルクレンジングはあまりおススメできません。
オイルクレンジングは、もともと舞台用の化粧を落とすためのクレンジング剤です。
界面活性剤が多く配合されているため、油分である化粧品はすぐに落とせますが、お肌を守るべき大切な皮脂まで同時に落としてしまいます。
オイルクレンジングのコマーシャルで「マイルド」「お風呂でも使える」など、ソフトイメージをPRしていますが、肌の乾燥が気になるなら、クレンジングはクリームやミルクタイプのものに替えてみるべきです。
しかも洗い流さず、ふき取りの方がいいでしょう。
洗い流しもふき取りもできるクレンジングの場合、ふき取った方が汚れ落ちはよくなります。
さらに潤いは取りすぎないので、乾燥肌の人はクレンジングに注目しましょう。
ふき取るコットンは、刺激を避けるため化粧水を十分含ませてふき取りましょう。
夜遅くてもしっかりスキンケアしているから大丈夫
仕事から帰ってきて、すぐにお化粧落としをしなくても寝る前にしっかりスキンケアしておけば全然平気!と思っていませんか。
よく午後10時から午前2時の間に睡眠をとればお肌のためにいいといわれています。
それはこの時間帯に人間の体が交感神経から副交感神経にスイッチするためです。
副交感神経が優位になると、肌の新陳代謝が活発になり、新鮮な新しい肌に生まれ変わることができます。
しかし、この大切な時間帯に起きていると、交感神経のままで過ごさなくてはなりません。
でも残業で遅く帰ってきたとき、食事や片付けもの、さらにはメールのチェックなどなんだかんだと午後10時に寝るのは絶対にムリという場合でも朗報があります。
午後10時から午前2時の間に起きていたとしても、肌の生理機能はこの時間帯が一番活発になるそうです。
ということは、夜更かしして寝る直前にスキンケアするよりも、午後10時前にスキンケアを終えて夜更かししたほうが、断然コスメ成分は肌にとって有効に使われるということになります。
夜更かしはお肌のためにはなりませんが、少しでもお肌のことを考えるのなら、午後10時までにケアしてから夜更かしする方が肌のためといえそうです。