自分に合ったサンスクリーンコスメを選ぼう

肌が紫外線にさらされると、表皮の奥にあるメラノサイトが刺激され、大量の茶色い色素メラニンが生成され、有害な紫外線に対するバリアとして機能し始めます。つまり、この防御の結果、シミにつながります。さらに紫外線は皮膚の老化を早め、シワやたるみの原因にもなります。そこで重要になってくるのがあなたの肌質を守れるだけの高いSPF値を有する、上質なサンスクリーンを選ぶことです。サンスクリーンは有害な紫外線が肌に届かないように防いだり、肌のタイプに応じて害のない程度に紫外線の影響を下げたりします。そしてこのサンスクリーンは大きく分けて「ケミカルサンスクリーン」と「ノンケミカルサンスクリーン」の2種類に分けることができます。

ケミカルサンスクリーンの特徴
ケミカルサンスクリーンには、紫外線を吸収し、そのエネルギーを弱める紫外線吸収剤が含まれています。日光による皮膚炎の危険を減らしながら、きれいに肌を焼いていくことができます。服にシミをつけることのない軽めのオイルか油性の乳濁液でできています。紫外線吸収剤に吸収されたエネルギーが、徐々に吸収材を分化していきますから、ケミカルサンスクリーンは60分~90分を目安に塗り直すことが大切です。

ノンケミカルサンスクリーンの特徴
ノンケミカルサンスクリーンには、紫外線を肌から反射させる反射剤が含まれています。そのため、日に焼けたとしても非常にゆっくりですし、全く日焼けしないこともありますが、粘度の高い皮膜剤で服などにすぐについてしまいます。高いSPF値があるので、特に唇や皮膚への使用に効果があります。スキーや登山のようなスポーツによく使われています。

適切なサンスクリーンの使い方
サンスクリーンは日焼け止め指数であるSPFが高いものを選びましょう。色白の人で、20分もたてばすぐに日焼けしてしまうというようならSPF10のサンスクリーンを使うようにします、今までの10倍、つまり3時間は太陽にさらされても日焼けすることはありません。しかし60分~80分おきに必ず塗り直します。また、SPF値10のサンスクリーンを3度塗ったからといってSPF値30のサンスクリーンと同じ効果が得られるわけではありません。
SPFの高いサンスクリーンを使えば日焼けしないと思っている人が多いようですが、決してそのようなことはありません、日焼けするまでの時間は長くなりますが、日焼けはします。その代わり炎症を起こすようなことは少なくなります。

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