くすみやシミはコンシーラーを使い分けてうまく消す

肌のコンディションを整えるのはメイク下地。質感はファンデーション。この2種類でだいたいカバーできますが、それでも消しきれないくすみやシミなどはコンシーラーを使います。ひと口にコンシーラーといってもバリエーションが多く、それだけにどう使っていいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。コンシーラーの適材適所の色とテクスチャー選びができれば、悩みを解決してより魅力的なメイクができるようになります。

一種類で何とかしようとしない
たとえば同じ肌トラブルでも「シミ」と「クマ」では全く違う対応が必要になってきます。シミを消す場合のコンシーラーは、周囲の肌色と合わせないと逆に目立ってしまいます。クマの場合には、クマの色に合わせたトーンを選び、動きの激しい目元にフィットするようなやわらかいテクスチャーのコンシーラーを選ぶようにします。用途によって次のような特徴があります。

●筆ペンタイプ:薄くつややかな仕上がり。広範囲をカバーでき、やわらかいので動きの激しい目元や口元に最適です。

●アプリケータータイプ:目の下やまぶた、目元周りのトラブルに。クマやクスミのカバーに適したやわらかなテクスチャーです。

●クリームタイプ:小さなブラシでつけるタイプ。気になるところをピンポイントでカバーできます。密着度が高く、色の幅もたくさんあるので使いやすいのが特徴です。

●スティックタイプ:大きめのシミに。直接塗れて、ある程度広めの面積もカバーしやすいのが特徴です。かたさは各メーカーによって違うので試してから購入しましょう。

●ペンシルタイプ:密着力が強いタイプ。かなり濃いシミやほくろなども消すことができます。保湿効果は弱いので、乾きやすい部分には不向きといえます。

失敗しないシミ・クマのカバー方法
頬などのあまり動かない場所にあるシミには肌どまりのいいクリーム以上のかためのコンシーラーを使いましょう。シミ周辺の肌色に合わせた色選びが重要です。
① 使うのは地肌の色に近い明るさのクリームコンシーラです。隠したいシミを中心に、ふたまわりくらいの大きさに塗りつぶします。
② 大きめにのせたコンシーラーの外側の部分と肌の境目を指先で軽くたたきながらなじませていきます。中心部にある隠したいシミには触れないようにしましょう。
③ パウダーを少量スポンジにとって、コンシーラーをつけた部分を軽く押さえてなじませ定着させます。

よく動く目元などのクマを消すのには、やわらかいテクスチャーの筆ペンやアプリケータータイプのコンシーラーを使います。
① 広範囲に広がるクマにかぶせるように置きします。肌色コンシーラーでふとめの斜線を引きます。
② 薬指でクマに沿ってコンシーラーを軽くなじませます。
③ 境目がまだはっきりしているので、薬指の腹で軽くたたきながらなじませていきます。
④ スポンジを使って、すじムラをなじませながら余分な油分を取ります。目のきわのヨレに注意してていねいに仕上げましょう。

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